ルーツ(後編)2020年11月27日 20時34分34秒

※こんなPOPな表紙もあったり。

と、そんなこんなでこのS.M.H.に出展されている
アーティストの皆さんに憧れて造形を始めるわけなんですが、
特にオリジナルクリーチャー系で「鬼」をたくさん作ってました。
WFに出させてもらったりして必死でもがいていたんですけど
まあどだい無茶です笑。やればやるほど結局S.M.H.誌上で
既に溢れているものに何処かしら似てしまって
バッタ作ったりカッパ作ったり怪物作ったりしても、
「なんかどっかで見たことあるなあ」の繰り返しでした。
ちょっぴり器用なだけで要は才能がなかったんですね。
当時のクリーチャー造形の世界は
竹谷大王と韮沢大魔王の圧倒的影響下にあり、
私はその呪縛(?笑)から逃れる事が出来なかったのでした。

そんでもってソッチ系からすっかり足を洗っていたのですが、
ある時その当時の私をよく知っているプロデューサーのY氏に
声をかけてもらってH.M.S.に参加する事になった次第です。
元々鬼とか怪物系をガツン!とやる予定だったのですが、
再びあの呪縛(?笑)が脳裏にちらつき始め
ひたすら「S.M.H.と被らないように、似ないように」と
呪文のようにそればっかり唱えながら制作した(笑)
「惑星(ほし)マタギ」よかったら見てやってください。

H.M.S.には私なんかよりもっと凄い作品が多数掲載されています。
次世代を担う強力な才能が含まれているやもしれません。
好き嫌いがハッキリ分かれそうな内容だとは思いますが、
脳髄に刺激を欲している方には是非手に取って頂きたいです。
そしてこの世界の「沼」に嵌っていただくのも一興かと。
11月30日発売。どうか宜しくお願い致します。

だから長いって笑。