宇宙船2010年03月02日 12時36分28秒

※1988年の本です。


次回のモデリングサービスの資料として
近所の古本屋「万歩書店」にて手に入れた「宇宙船」。
昔の「B-CLUB」や「HJ」やこの「宇宙船」が
貴重でマニアックな資料として非常に役立つのです。
さらに広告欄などに注目してみると、
ビリケン商会「ゴメス」「アントラー」発売中!なんて広告があったり、
古き良き時代のノスタルジーに浸ることも可能なのでした。

思えば中学生時分にH.R.GIGERに出会ってから
特撮は特撮でも「映画」のほうへ走ってしまい、
高校時代は毎月「スクリーン」と「ロードショー」を
愛読しておりました。まだ実家に当時の付録が残ってたりします。
もしそのころこの「宇宙船」を愛読していたなら、
私はあと15年早く現在のような仕事に就いていたような気がします。

図説 モンスター2009年11月03日 09時29分39秒

ひさびさ愛読書。

この本はもともとクライアント様から資料用に
貸していただいていたのですが、何気なく読んでいるうちに
個人的に欲しくなって自分で購入してしまった本であります。
普段本を薦められて読むことなんてまず有り得ないんですが、
これはおもしろい!

何10年も昔の貴重な公開当時のポスターや
スナップ写真やプロップの小道具など
カラーで掲載されており、今の映画には失われてしまった
「味」が随所にちりばめられております。


先日TSUTAYAのレンタルが100円だったので
ここ数年に公開されたSFのDVDを続けて観ているんですが、
なんなのか・・・
それぞれ莫大な制作費が投入されているそうなんですが・・・
一言で言うと、

「だしを入れ忘れた味だけが濃い味噌汁」
を飲んでる感じ・・・。

観る側が贅沢になってきてるんでしょうね。
そこらじゅうに高次元の映像や音が溢れてますからねー。



でも「アイアンマン」はよかった。

AFM2009年09月05日 15時00分44秒

※そんじょそこらに売ってない
8月もおわりだなぁー
なんて思っていたらもう9月5日じゃないですか。
訳あって最新#45とはんぎょドン表紙のバックナンバーを2冊。
はんぎょドンは完成品のご依頼をいただいているので
その準備を兼ねて。

で、#45にはウチの「138」をニューキットコーナーに
白黒でちょっぴり紹介してもらってます。
うーんでもなんかインパクトねーな。。。
まぁあつかましくもタダでお願いしてるわけだし、
いろいろ褒めてもらっているみたいなんで(英語でね)
いつもありがとうございます!Thank you Mr.Fisher!

で完成品レビューのなかに「ミイラ男」のジオラマ発見!
規模は圧倒的にAFMのほうが凄いんですが、
ウチが先日やったのと雰囲気がとても類似していて
「人間って同じようなこと考えるもんだなぁ」
とちょっと嬉しくなってしまいました。
もし機会があったらご覧になってくださいませ。

ひさびさ愛読書2009年07月10日 13時09分01秒

やはり安土桃山真っ只中の
飾り兜でなく、実戦兜が燃え萌え。




今流行っているみたいですねー。
戦国とか武将とか城とか・・・

あの西洋風のイケメンに偽った・・・じゃなくてディフォルメされた
戦国武将やカッコいい部分だけをイイトコ取りした史実に
なびいてしまうのは、アイドルやカリスマに
突っ込んでしまう大衆心理と同じことなのでしょうね。

リアルな血生臭い部分を素通りしていく段取りが
いかにも商業的です。

輪を掛けて夢の無いことを申しますと
時代劇に出てくるサラブレッド。
あんなデカくて精悍でカッコいい馬が400~500年前の日本に
居るはずが無いのです。

アジアの馬ってのはモンゴルの遊牧民がまたがっている
あのちっちゃい馬。。。まぁそういうことです。



でも日本の歴史について興味を持つということは
素晴らしいことだと思いますので、
このブームをきっかけにぜひもうちょっと
掘り下げていただきたいですね、いろんな意味で。





追記:
今日は納豆の日。
だし醤油と練り生姜をトッピングしてどうぞ。
これめちゃくちゃ旨いです!!

製作中のモノが2008年05月30日 18時32分12秒

中途半端なのでたいしたネタも無く・・・

ということで去年の12月以来久々の愛読書!

「運慶と鎌倉彫刻」

これねぇ・・・いいですよー。
この彫刻物自体もそうですが、
剥がれ落ちた色や変色した箇所が
微妙な渋い味を醸し出しているのです。
この色塗ろう塗ろう!!

左に写っている「龍燈鬼」は「龍燈護鬼 懺」
のモチーフにも使わせていただきました。

で、その相方(?)の「天燈鬼」型の鬼も
製作予定でしたが今のところ仮眠状態。
まぁゆっくりねかせてから・・・永眠じゃないだろな(笑?)

現在はまったく別物(クリーチャー系)を粘土で捏ねていますが、
たまに全く別のジャンルの本を引っ張り出して眺めると・・・
なんか脳の刺激になって非常に有難かったりするのです。

どっかのキャラを立体コピーするのと違い、
クリーチャー物の「オリジナル」をやると、どうしても
「こんなのどっかで見たことあるよね・・・」
となってしまいます。
それぐらいフューチャーモデルズ(あ、言っちゃった)の
影響力が強いということですが、
それを何とか打破できないものかと孤軍奮闘中でございます。

こういうとき近所に造形仲間でもいればイイのだろうけど、
東京や大阪と違って岡山の田舎には、
私クラスの「うつけ者」はそうそういないのです。



はぁぁぁぁ・・・。