※懐かしい。

先日１１年前に製作した完成品の
修理、補修のご依頼をいただきました。
破損は仕方ないのですが、経年劣化による接続部の「引け」には
少々驚かされました。

怪獣や怪人ならさほど気にならないところですが、
こういった生身の人間を模したキットにおいては
完成時点でいくらきれいに磨いて仕上げたつもりでも
時間の経過によって接続部に溝や山が生じてしまって
長年大事にしてくださるコレクターのかたほど
仕上がり具合を大きく損なう事になるようです。
正直ここまでの変化が出るとは思っておりませんでした。

今回の件で
腕や脚を中途半端な箇所で分割してしまうと
長期的な仕上げ具合の保持に関して良くない結果を生む、
ということを勉強させていただきました。
これからの製作に反映させたいと思います。
ありがとうございました。